|
||||||
ホーム | ||||||
|
* 更新情報
医療機関で運用される情報システムに求められるものは、他の業界にくらべて極めて厳しいです。システムの信頼性、プライバシーの保護、利用者の作業効率、頻繁な要求仕様の変更、システム毎の稼働環境の多様さ、そして低コスト性など。勿論、それぞれの要求について個々にみれば、例えば信頼性についていえば航空宇宙、軍事、原子力にかかわるシステムの方が厳しい基準を科せられていますし、プライバシー保護について言えば金融や保険の方が上かもしれません。利用者の作業効率等はサポートセンターの顧客管理システムのほうが厳しいかもしれません。しかし、医療情報システムはこれら全ての要求事項において高いレベルが求められます。単一のテクノロジーだけで問題が解決できるような世界ではありません。 したがって、医療情報システムについて研究するというのは、通常の情報専門家が行っている、単一の側面から単純化/抽象化されたような領域を研究対象とし、単一の問題を解決するテクノロジーを開発するというようなものではなく、既に多くの問題をはらみつつも動いている実際のシステムをいかに改善して行くかということが重要な研究対象になります。 浜松医科大学 附属病院 医療情報部では、実際に医療現場で役にたつモノについて研究してきており、その長年の研究成果は各種の標準規格の提案、オープンソースソフトウエア、そして静岡県版電子カルテとして結実しています。 このサイトは、研究成果を発表するためではなく、研究成果の元になった技術などについて、一般の方(とはいっても技術者やコンピュータに興味を持っている方ですが)に解説をするために設置しました。大学の使命として、自らの技術を磨くだけではなく、社会の技術向上に貢献したいと考えて、このサイトを設置しました。 実用的プログラミングの基礎知識ソフトウェアを作るスキルとして、プログラミング言語を習得したというレベルから実用的なソフトウェア開発ができるというレベルの間には大きなギャップがあります。 このギャップを飛び越えるための能力の一つとして、他人が書いたソフトウェアを自分が書いているソフトウェアに「部品」として組み込むという技術を身に付ける必要があります。なぜなら、実用的なソフトウェアに求められる沢山の機能を自分一人で全て書き上げるというのは事実上無理だからです。 他人の書いた「ソフトウェア部品」を使いこなすにはその部品の機能についてだけでなく、部品を組み込むための仕組みについて理解する必要があります。部品を組み込む仕組みに関連する分野は広範囲に渡ります。ここではそれらについての概観を平易に解説します。 UNIX, X Window 環境の概念や小技オープンソース化されたバージョンの UNIX (Linux や BSD)が普及してきました。以前であれば UNIX は大学の情報系の学科の占有物とすら言える状態でしたが、今では一般の人にも触れることができます。一方では、以前であれば UNIX が主たる計算機環境だった大学では UNIX についての教育に重きを置かなくなっているようです。 ここでは、UNIX, X Window を使う上で必要となる概念や小技について解説をします。 Java 解説 - C との比較一つでもプログラミング言語をマスターしていれば、それから他の言語をマスターするのは簡単です。所詮、計算機を制御しようとしているだけなのですから、最終的にはどの言語も似たりよったりです。なので最初にマスターした言語が低レベルであればより有利です。C 言語をマスターしていれば、Java をマスターするのは楽勝。と言うことで、C との違いという形で Java について解説します。 UNIX プログラミング環境UNIX は最初はとっつきに難いですが、慣れれば極めて効率的に計算機を制御することができます。これは特にプログラミング作業において顕著です。なぜなら UNIX は Programmers's OS だからです。UNIX の歴史を紐解けば、UNIX の生みの親 ケン・トンプソンは、PDP にゲームを移植したかったから、UNIX と C 言語を作ったとすら言われています(そういう意味で UNIX は Gamer's OS でもあるわけです)。 この恩恵を一番受けるのは何と言っても Java 言語です。Java についてその開発元は「Write Once, Run Anywhere」(これは Sun Microsystems, Inc. の登録商標です)と言っています。それが完全に実現されているかを確認することは理論的には不可能ですが、ある程度達成されていることは事実です。したがって、実行環境が何であれ、生産性の高い環境で開発を行うことが出来るわけです。 と言うことで、UNIX 上でのプログラミング環境について解説をします。 ページへ(工事中)
医用画像医用画像の処理についての簡単な解説です。 Web 開発の小技情報システムを構築する上での再利用可能な部品として Web は必要不可欠なものになっています。私もここ10年は Web 関連のシステムばかり作っています。システムの開発に十分な時間が割けないとき、システムを Web ベースにすることでプログラミング量を激減させることができますし、インストールやサポートも随分楽になります。これは、Web サーバや Web ブラウザとしてまさに State-of-Art で Solid なソフトウェアが提供されているからに他なりません。 Web サーバや Web ブラウザを使って、ちょっとだけダイナミックなページを作るのは簡単ですが、インタラクティブなアプリケーションと呼べるものを作るのはかなり大変です。ここでは、開発経験やいま勉強していることから Web 開発の小技(tips)についてまとめてみました。 雑多なことを書き綴ってあります
計算機やネットワークを設定・管理したり、プログラムや文書を書いたりする上での雑多なこと。少しでもお役に立てれば幸いでです。FreeBSD+MacOSX+Win な生活、XML な生活、Mozilla な生活など。
このサイトに書かれている記事についての質問や議論の為の Wiki を設けました。 Wiki は掲示版のようなものですが、違うのは、掲示版のように追記しかできないのではなく、Wiki では書き足す(書き直す)ことができます。ですので、情報を共有するのが楽です(追記だと、古くなった情報を探すのが大変)。 ※ この Wiki は MoinMoin で動いています. 本サイトは、浜松医科大学 附属病院 医療情報部に設置されています。 本サイトについてのお問い合わせは、info@asp.mi.hama−med.ac.jpへの電子メール(平テキストでお願いします)をお送りください。 |
|||||
Copyright © 2003-2004 Takaya Sakusabe All rights reserved.
Generated: Jan 7, 2007 5:28:59 PM UTC. |